前兆:はあ。。。到頭かかってしまう
まあ、振り返ってみると、奴が世の中に登場した以来この3年の間、よくもかからないである意味、無理矢理?今までやってきていたな、とは思います。発症は8月28日、日曜日ですね。前日の27日まで普通に仕事していて、28日の夕方までも別に体調はいつも通りだったのです。。。が、夕方6時くらいから、今までメディアなどで散々聞いていた「だるさ」が僕を襲って来ました。「まさか?」と、ドタバタ体温を測ったら、平熱。「なんだ、ほら、僕がかかるわけない」と苦笑いしながら、無視していたところ、夜9時くらいからは、より強い違和感を感じて、常に抗原検査キットを持っているKちゃんに頼み、人生第一回目のコロナ検査をしました。結果は。。。陰性!!やった!と、再び自分に「なんだ、だから、かかるわけないって」とカッコつけちゃいました。何故ならば、自分は日頃から消毒など、色々徹底していると強く、強く信じていたからです。。。これが僕の発症日の、寝る前までの傲慢な様子でございます。
確定:ん?!陰性じゃなかったのか!
翌日8月29日の朝は、もう起きてから体調が最悪でしたっ!熱は38.3℃まで上がり、違和感はもちろん、だるさ、全身だと言える関節痛まで。。。急いで再度、抗原検査をしてみたら、えっ?!またまた陰性!!「一体どういうことだこれは、この検査キットって大丈夫?」と思ったわけです。しかし、最近、仕事の方がかなりきつかったのもあったりして(正直、自分の中では認めたくなかったので)。。。まあ、抗原検査キットの説明書にも「15分を待つ」と書いてあったし、わざと少し伸ばして20分を待った結果だし、しかも2回目に及ぶ陰性だったから、嬉しいのかなんなのか、とりあえず今日はそのまま出勤は無理だと判断、会社に欠勤の電話を入れましたね。何だか食欲もないし。。そして、約3時間後、何気なくテーブルにそのまま置かれていた検査キットを「もう捨てよう」と、取ろうとしていたら。。。。”Σ(*゚д゚*)くわっっっっっっっっ。” 朝は陰性だったのがいきなり陽性に、正々堂々と変わっていましたっ!!!!!!!
こんなことありなのか!と、焦ってKちゃんの会社と連携している病院に写メを送って、判定をしてもらうことにしました。結果:「間違いなく陽性」。。。。
これで、感染者になった以上は、別居をしないと残りの同居人に移ってしまうので、今いる療養施設を調べたわけです。もし都内住まいの方の中で、症状が現れ、「もしかしたら」と思いましたら、躊躇なく東京都福祉保健局、電話:03-5320-5997に連絡することをお勧めします。空いているホテルを調べてもらえますし、ホテルが見つかったら、タクシーが自宅の前まで迎えに来てくれます(行きのみ、帰りは各自ご自身で)。タクシーも、感染者専用として空気洗浄機や運転手さんと乗客の間が分厚いビニールで完全密閉されているなど、当たり前ながらかなり徹底していました。施設(ホテル)療養は、費用もかかりませんし、24時間看護師さんが常住していて、三食の食事もきちんとでますので、良い思います。僕の場合、同居人が代わりに家から出るとかかる宿泊代なども心配だったので、本当に助かったと思っています。それで僕は保健局に電話をした次の日、施設に入ることになりました。
療養開始:入所1日目
着きました。ホテルは想像より良くて驚きました。
場所も自宅からもそんな遠くない距離でした(保健局の配慮だと思われる)。部屋のクオリティには文句言えません、そもそも普通のホテルですから、そんな悪いはずもない。着いたら1階のロビーに、その日入所して来た全員の名前が書いてある封筒があります。封筒の中には、健康観察に関する説明文、問診用ソフトウェアの使い方、酸素飽和度チェック用のパルスオキシメーター、療養証明書の案内、ホテル管内でのルール、ルームキーなどが入っています。その封筒を持って、まずは医務室に入り血圧を測ります。その後、部屋に入ると看護師さんから電話がかかってきます。その時点まで飲んだ薬の種類や、症状などを含んで色々詳しく聞かれます。入所してからは、相当つらい場合以外、基本薬を一切飲まないように頼まれます(これは今のところコロナの治療薬もないし、自然に体が戦って治療できることが目的だからだと思われる)。通話が終わったら、すぐに昼ご飯の時間でした。みんなが集まり(まるでイカゲームみたいに)、弁当と同時に、トイレットペーパー、各種アメニティグッズ、ペットボトルの水はもちろん、野菜ジュース、コーヒーなどの飲み物も頂けます。
自分の場合、入所初日の夜が症状のピークだったので、ほとんど寝れませんでした。体が暑かったり寒かったり(部屋のエアコンを消したりつけたり、念のため暖かいルームウエアが必須)、脈拍数が高く胸がドキドキしたり、吐き気もすごかったので、ずっと便器の前に座り込んで、とにかくすごくすごく大変でした。熱がほぼ40℃まで上がり、どうしても我慢できず、あとやはり少しでも寝たくて、持っていたタイレノールAを飲んで、朝3時くらいからなんとかちょっとだけ寝れました。看護師さんは、できるだけ薬を出してくれないので、こういう風にやむを得ず飲んでしまったときは、必ず問診のWEBにログインし、どんな薬を飲んだのか、何錠を何時に、なんで飲んだのかまで詳しく入力し報告することとなっています。
このように、施設療養初日の夜は、生地獄でした。体が弱くなると、心まで弱くなりますよね。。。頭の中がメチャクチャで、何でか今年亡くなったおばあちゃんのこと、子どもの頃、病気で横になっていると、早く治れと、枕元に僕の一番お気に入りのおもちゃを置いてくれていたお母さんのこと、すごく心配しているKちゃんの顔、仕事のことなどなど、色々思い浮かんで、とにかく一晩中寝返りを打っていました。。。
PCR検査はTケアクリニックTo be continued; 次回の記事をお楽しみに。