大文字使用蔓延について:なぜ日本は大文字ばかりなのか?

長年日本で生活しながらふと思うことですが、

それはすなわち「大文字の乱用」なのです。男女老少関係なく様々な場面で普通に蔓延していまして、例えばビジネス英語の場面でも、駅や図書館などの公共施設でも、状況を問わずとにかくバンバン使われておりますね。毎年莫大な額を英語教育に投資している国として、果たしてこれはいいのか?と思うわけです。ある日、自分のインターネットプロバイダーさんから届いた契約関連のハガキには、なんと電子メールのアドレスまでも大文字で書いてあったので、これは驚きましたよ。間違いなく日本でも大文字、小文字両方ともせめて高校を通ったことある方なら教わったはずなのに、個人的に物凄く不思議でたまらないので、本日は僕なりにその原因及び分析をさせていただきます。

原因①:大文字が書きやすい、読みやすい。文字の形的に高さなどが均一だし、とにかく小文字より慣れている。

原因②:実際英語圏の国々ではどっちの方がメジャーであるのかが分かっていない(断然小文字です)。

原因③:なぜ小文字を使うべきなのかが分かっていない(逆に大文字を使うべき場合、小文字じゃいけない場合を下記に記載いたします)。

大文字を使うべき場合①:文頭は原則大文字 → He said, “It’s ridiculous.” この場合はHe saidのHが、It’sのIも新しい文頭であるため大文字となる。

使うべき場合②:人の名前、地名(国、州、市、郡、町)、国籍、言語 →”James from New Zealand speaks Chinese and English.” のJ, N, Z, C, Eが大文字になる。

使うべき場合③:特定な場所→Taj Mahal, the Indian Ocean, Mt. Fujiなど

使うべき場合④:テレビ番組、映画、書籍など→Knight Rider, Rambo, Miseryなど

使うべき場合⑤:人称代名詞 ”I” → “I can’t trust you anymore, I shouldn’t have listened to you.”など

そもそも英文筆記と言うものの95パーセントは小文字であるとのことです。つまり、5パーセントに過ぎない大文字をあえて使うってことは、英語を真剣に勉強されている方に望ましくありません(恥ずかしいことです)。更に、大文字の無文別な使用をする方は、筆跡学的な観点からですと、特に英語圏の国の人から見て「秘密主義の、隠したがる、回避しがちな」性格持ちに思われる傾向もあるらしいです。「筆記体を習ってない」などは別として、特に公式文書や、ビジネスメールにて例えば「TARO YAMADA」とか「AS WE DISCUSSED ON OUR PHONE CALL…」という風には書かないように心がけましょう。大人にとっての大文字ばかりは。。。とにかくおかしいです。

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