超新星フラッシュマン コレクション Supernova Squad Flashman collection

皆さん、本日は80年代に韓国で幼少期を送った人なら誰もが知っているもの、そして初めて「戦隊物」というコンセプトを韓国に紹介し定着させたのは勿論、当時現地ではまだ少なかった子供向け映画製作の導火線となった、あの著名な「超新星フラッシュマン」のコレクションでございます。


実際値5万円以下に落ちるまで待った時間は約10年!

日本では1986年に放映され、かなり人気を集めていたことも重々承知しておりますが、韓国では3年遅れて89年に、テレビではなくレンタルビデオとして初登場しました。これが超ウルトラスーパー大大大ブレイク!!当時自分が住んでいた地元のレンタルビデオ屋さんでは、借りられているビデオテープのケースを裏返して置いていたのですが、このフラッシュマンシリーズは、ほぼ毎日全編が借りられていたくらいでしたから。あの頃、自分がよく利用していたレンタル屋さんは、ビデオを当日返すと日本円で約50円(子供にとっては大きい)が戻ってきたのですが、あまりにも人気で皆んなが同じテープを返したその日にまた借りたり、返還日自体をちゃんと守らなかったりして、とにかくこのフラッシュマンはまず借りるのが毎回本当に大変でした。。。

尚、何故か当時色んな塾やテコンド道場までですら、親のお迎えを待っている子たちのためなのか、待合室にまでテレビが設置され、フラッシュマンのビデオがついていました。そして時が流れ自分も大人になってから、神田のあるカフェにて行われた座談会にて、レッドフラッシュ役の垂水藤太氏、グリーンフラッシュ役の植村喜八郎氏とレイ・ネフェル役の萩原佐代子氏に実際に会うこともできました!!

ムック本

レッドフラッシュ・垂水藤太氏の真筆サイン
レイ・ネフェル役の萩原佐代子氏の真筆サイン
チビの頃から希望と夢を下さって、ありがとうございます。

伝説の3人は、当時撮影現場での裏話や未だに特に記憶に残ることなど、一番前の席に座り1メートルくらいの距離にいた僕に色々聞かせてくれました。なにより僕はあの頃一応俳優を目指していたので、芸能事務所関係のアドバイスまで頂いたり、本当に有益で夢のような時間でした。垂水藤太氏は、超新星フラッシュマンが特に韓国で爆発的な人気があることを、メンバー全員がよく知っていて、その背景としては、家族愛を大事にする韓国に、フラッシュマンの内容がちょうど当てはまるから、特にその点がうけたのではないか、と仰ってくれましたね。尚、その夜そのカフェにいた栃木県出身のあるフラッシュマンのファンの方が、「フラッシュマンを観て日本まで来るなんてすごいですね!」と感激し、これから僕のことを応援すると言ってくれて、なんと彼がそのとき持参していたフラッシュマンのカードもその場でプレゼントしてくれました。そのことはとっても印象的で今でもたまに思い出します。

この超新星フラッシュマン以来、「光戦隊マスクマン」「超電子バイオマン」、自分の一番のお気に入りで後日更に僕を日本まで来させた決定的な理由であった「巨獣特捜ジャスピオン」「時空戦士スピルバン」など、続々日本の戦隊物が韓国に紹介され、しばらくの間日本製戦隊物の大ブームを巻き起こします。それをきっかけに韓国独自の特撮番組もどんどん登場したり、英語圏の国々でも「Mighty Morphin Power Rangers」という題で西洋版戦隊物も製作され放映しましたが、そのクオリティ及び波及力は、流石に46年の歴史を誇る日本のものには比べられないと思っております。東映さんと円谷プロの作品には外国じゃ絶対真似できない日本独特の魅力があるでしょう。

負けるなフラッシュマン!戦え、フラッシュキング!

今はもう自分もおっさんになってしまい、こういうヒーロたちの中には既に他界している方もいれば、おじいちゃんになっている方も多いですが、これを見て育った世代の特撮ファンや、せめて僕の記憶の中には、その記憶は鮮明に残っていますし、いつまでも心の中のヒーロです!!

以上、「超新星フラッシュマン」コレクションでした。

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